国際ホテル・レストランショー略してHoteresへ今年も行って参りました。
同時開催のフード・ケータリングショー、厨房設備機器展も、勉強になります。
テーブルウエアに関しては昨年ほどではないものの、やはりジャパンを全面的に打ち出したものが目を惹きます。
毎年出展しているメーカーさんは、その勢いと衰退を肌で感じます。
既存のお客様だけを見ているメーカーさん、新しいお客様にも訴えかけるメーカーさん、毎年新しい提案をするメーカーさん・・・
悲しいかな、ハッキリと分かってしまいます。
普段お聞きできないお話を伺えるのも、展示会の醍醐味!
ヨーロッパのメーカーさんに「インバウンドを意識して日本向けにデザインしているのか」とお聞きした所・・・
ここ何年かは、ヨーロッパでは料理にも和を取り入れたり、それに伴ってマットなジャパンテイストなテーブルウエアが流行っているとの事。
通常のヨーロッパ発のデザインを、そのまま持ってきたとのこと。
お聞きしてみないと、分からないものです。
ビレロイ&ボッホのあの懐かしい「バスケットガーデン」が復刻版として数量限定で発売されるというという、ニュースもお聞きしました。
ワールドラテアートチャンピオンシップ(2010)優勝者・村山春奈さんのラテアート♪
お写真のデザインだけを見たら、「どこが?」なんてお声もあるかもしれませんが・・・
滑らかな口当たり
クリーミーな仕上がり
温度
口に含んだ後に感じる甘み
それは、極上の美味しさでした。
ラテアートはデザインだけでなく、ミルクの温度、落とす高さと落とし方、角度など、全てが備わって仕上がる世界なんだと、極上のものを口にして初めて感じました。身も心も癒されるお味でした。
液体とミルクを1:1で混ぜるだけで出来上がるロイヤルミルクティ
毎回に出して作っている私としては、溜息!
人手不足の業界としては、これも一つなんだと理解はしています。
クッキングシートでコルネを作ってデコレーションするって、大変でも楽しいことですが、これもマシーンがしてくれちゃいます。
仕上がりも均一で、ちょっとつまらない気もします。
数をこなす業界には、便利なんですね、きっと!
こちらは、全て冷凍。
並べるだけで、自然解凍でお出しできます。
今年は、fujimak主催の「上柿元 勝シェフ スペシャルセミナー」に参加。
fujimakのコンビオーブンを使ってのセミナーなのですが・・・
機械は私たちを助けてくれるが信用はしない
目で手で感じることが大事
どんなエネルギー源でもきちんと仕上げる
料理人はたえず勉強しなければいけない
という言葉が、深く深く印象に残りました。
いただいたのは
鹿児島県産赤鶏のロワイヤル ゆずの香り
美味しいという文字は、こういうお料理のために使うのだと感じました。
大きなホテルやレストランに求められるクオリティーと、小さな規模で営業しているホテルやレストランでは、求めるものが違うのだと改めて感じる時間となりました。
そして、どの業界でも人手不足は深刻な問題なだと感じます。