国際ホテル・レストランショー2019

国際ホテル・レストランショー略してHoteresへ今年も行って参りました。

同時開催のフード・ケータリングショー厨房設備機器展も、勉強になります。

テーブルウエアに関しては昨年ほどではないものの、やはりジャパンを全面的に打ち出したものが目を惹きます。

毎年出展しているメーカーさんは、その勢いと衰退を肌で感じます。

既存のお客様だけを見ているメーカーさん、新しいお客様にも訴えかけるメーカーさん、毎年新しい提案をするメーカーさん・・・

悲しいかな、ハッキリと分かってしまいます。

普段お聞きできないお話を伺えるのも、展示会の醍醐味!

ヨーロッパのメーカーさんに「インバウンドを意識して日本向けにデザインしているのか」とお聞きした所・・・

ここ何年かは、ヨーロッパでは料理にも和を取り入れたり、それに伴ってマットなジャパンテイストなテーブルウエアが流行っているとの事。

通常のヨーロッパ発のデザインを、そのまま持ってきたとのこと。

お聞きしてみないと、分からないものです。

ビレロイ&ボッホのあの懐かしい「バスケットガーデン」が復刻版として数量限定で発売されるというという、ニュースもお聞きしました。

ワールドラテアートチャンピオンシップ(2010)優勝者・村山春奈さんのラテアート♪

お写真のデザインだけを見たら、「どこが?」なんてお声もあるかもしれませんが・・・

滑らかな口当たり

クリーミーな仕上がり

温度

口に含んだ後に感じる甘み

それは、極上の美味しさでした。

ラテアートはデザインだけでなく、ミルクの温度、落とす高さと落とし方、角度など、全てが備わって仕上がる世界なんだと、極上のものを口にして初めて感じました。身も心も癒されるお味でした。

液体とミルクを1:1で混ぜるだけで出来上がるロイヤルミルクティ

毎回に出して作っている私としては、溜息!

人手不足の業界としては、これも一つなんだと理解はしています。

クッキングシートでコルネを作ってデコレーションするって、大変でも楽しいことですが、これもマシーンがしてくれちゃいます。

仕上がりも均一で、ちょっとつまらない気もします。

数をこなす業界には、便利なんですね、きっと!

こちらは、全て冷凍。

並べるだけで、自然解凍でお出しできます。

今年は、fujimak主催の「上柿元 勝シェフ スペシャルセミナー」に参加。

fujimakのコンビオーブンを使ってのセミナーなのですが・・・ 

機械は私たちを助けてくれるが信用はしない

目で手で感じることが大事

どんなエネルギー源でもきちんと仕上げる

料理人はたえず勉強しなければいけない

という言葉が、深く深く印象に残りました。

いただいたのは

鹿児島県産赤鶏のロワイヤル ゆずの香り

美味しいという文字は、こういうお料理のために使うのだと感じました。

大きなホテルやレストランに求められるクオリティーと、小さな規模で営業しているホテルやレストランでは、求めるものが違うのだと改めて感じる時間となりました。

そして、どの業界でも人手不足は深刻な問題なだと感じます。