第21回 グルメ&ダイニングスタイルショー 春2017 ②

28910日の三日間の開催。

今回は、「農業生産者トークライブ」に参加。
ファシリテーターの長岡淳一氏がナビゲーター、十勝アルプス牧場の橋本晃明氏・久保田牧場の久保田賢治氏・西製茶の西大樹氏のライブ。
美味しい食材を作っている生産者やそこにかかわる方々、地域の風土・環境を『もっと伝えたい』との想いから、「作る人」「働く人」「食べる人」の想いを知るライブ。

北海道の放牧事情で一番驚いたのは、放牧というスタイルで牛をお世話している酪農家は、全体の一割であるという事実。
広々とした大地で、のんびりと牛が過ごす光景を勝手に想像していましたが、広くて数がたくさんいるからこそ、管理するほうが良いのでしょうね。

久保田農場では、日本では珍しくなった循環型農業を群馬の太田市で行っています。
ベトナムからの研修生には、農作業だけを教えるのではなく、帰国した時にビジネスの経営者としても成り立つように、育てていらっしゃるのが、印象的でした。

西製茶は、鹿児島県の霧島。
有機農法では難しいと言われていた「抹茶」を有機・手摘み・手もみで実現し、オーガニックの海外認証も取得し、海外へも広めています。

AGRI × DESIGN × FOOD
農業をデザインする。現れる未来。
というテーマのライブでしたが、ファシリテーターの長岡氏の元、ひるむことなく進んでいる姿が素敵でした。
そして、皆さんがおっしゃった「土作りが基本」という事が心に響きました。

最近、有機農法の有機って大丈夫?
と、正直思います。
ご自分たちの使う有機にも、責任を持って向き合う姿も素晴らしいと思います。

食は安全・安心は当たり前。
無農薬・自然栽培・責任ある有機農法。
この上にたつ、美味しさであって欲しいと一消費者としては、願いたいものです。

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