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冷や汁で夏バテ防止

梅雨が明けたミントハウス地方。

本当に暑い!
それしか、言葉が浮かばない。

生活クラブデポーに立ち寄ったら
世田谷産の朝採れの無農薬大葉を並べていました。

安全な大葉を目にしたら、無性に冷や汁が食べたくなって・・・

まずは『あたり胡麻』
『擦りごま』
と同じ意味ですが、江戸時代に縁起を担ぐことから『擦り』ではなく『あたる』に変わったとか。

言葉としても『あたる』ほうが作業としっくりくる気がして、ずっと『あたり胡麻』の我が家です。
こどもの頃から、胡麻をあたるのは私の仕事でした。

あたり鉢あたり棒をあてている時の香りは、心を落ち着かせてくれる精神安定剤。

時間にしたらほんの僅かな時間。

この時間をたくさんの人に感じてほしいと思う今日この頃です。

あたり鉢の中にお味噌を投入し、お出し(水でも可)で薄めていきます。

お好みのお味噌でOK。
ミントハウスでは、麦味噌を使っています。

 

母が作ってくれたこどもの頃からの具材は

胡瓜、大葉、冥加、細削り鰹節
胡瓜は軽く塩をして、水分を出してから。

濃いめに作って、氷をたっぷりが母の味。

こどもの頃からお素麵と合わせてきたので、お素麺でいただくものなのだと思っていました。
温かいご飯と合わせたり
夏は温かいお味噌汁の代わりに冷や汁になったり
お魚をくわえたり
お味噌を焼いたり・・・
そのバリエーションは無限大

お料理は、そもそもが『スローフード』

歴史や風土抜きでは語れない奥の深さが、大好きです。

それぞれの栄養

大葉(しそ)
抗菌作用や食中毒予防効果
しその爽やかな香りのペリルアルデヒドは、食中毒予防に効果あり⇒刺身のつまにも必ず使われている

 

胡瓜
利尿作用、むくみ解消、高血圧予防
95%は水分。カリウムがナトリウムの排出を助ける
青臭さのもと、ピラジンが血液をサラサラにする効果が期待できる

胡麻
不飽和脂肪酸や抗酸化成分が血管を若く保ち、アンチエイジング効果
リノール酸やリノレン酸など、人の体内で合成できない必須脂肪酸を含む

セサミン、セミノール、ビタミンEなどの抗酸化成分
疲労回復効果のビタミンB1
癌や動脈硬化、活性酸素を抑制し免疫力を高める

味噌
発酵により、アミノ酸やビタミンが生成される
乳酸菌など微生物も多く含まれ、腸の健康維持に役立つ

今年もおうち時間が増えそうな夏
オリジナルの冷や汁を楽しんでみませんか。